当協会活動方針の一つとして広い意味で“まちづくり”への意識向上のため、行政とのかかわりの中で専門家能力を生かすことは、建築文化の向上に寄与するとの認識から、今日まで下記の様なことについて真摯な取組みをして参りました。その一端を紹介させていただくと同時に、今後は成熟した社会が持続性のある発展をする為に、皆様方のご意見をいただきながらよりよいパートナシップに努力したいと考えております。
1
景観県民講座(ふるさと滋賀の風景を守り育てる条例)の開催
 
条例制定に合せて、県との共催で昭和60年から平成4年まで、ふるさと滋賀の風景を守り育てる県民講座の運営について中心的な役割を荷い、景観の意識高_に協力ができた。
2
滋賀県住みよい福祉のまちづくり条例に基づく「施設整備マニュアル」作成
 
平成6年県の要請によりこのマニュアル作成業務を受託、条例の趣旨を具体的に理解できるよう、整備基準及び誘導基準等について解説し「施設整備マニュアル詳細編」及び「施設整備マニュアル概要編」を作成した。
又、平成10年にはこれらの見直しについて、県から要請を受け自主的にこれに取組み、現在「滋賀県住みよい福祉のまちづくり条例設計マニュアル」として製本化し、その頒布も行っております。(AcrobatReaderが必要です。インスツールされていない場合はこちらから)
3
福祉のまちづくり既存施設啓発パンフレットの作成
 
平成13年に県の要請により高齢者や障害者にやさしい既存施設の整備改善についての啓発パンフレットづくりを受託。“やさしいまちにしませんか”パンフレットを作成した。
4
耐震診断業務の手引き書作成
 
平成7年に起こった阪神・淡路大震災後、既存の建築物や都市の安全性に対する関心が高まったことを受け、平成9年5月に既存建築物の耐震診断に関する手引き書が必要との認識から、当協会で自主的な活動として“わかりやすい耐震診断業務の手引き書”を作成。円滑に業務に取組める様、各自治体に配布した。
5
行政の要請に応じ専門家として下記の委員に入り活動している
 
・住みよい福祉のまちづくり推進会議 啓発普及振興部会員・公益的施設等整備推進部会
・淡海ユニバーサルデザイン懇話会 委員
・建設CALS/EC推進委員会 委員
・21世紀の豊かな住生活の実現に向けた連携のあり方研究会 委員